妻の出産(初産)に立ち会いました。
東京から石川県の産婦人科に駆け付けた時には、
ちょうど“破水”の直後で、
陣痛室に向かうために
部屋からヨロヨロと出て来たところ。
間に合ったー。ギリギリでした。
もしかしたら赤ちゃんが
到着を待っていてくれたのかも。
陣痛はかなりつらそうな状態で、
交わす言葉もほとんどないまま
陣痛室になんとかたどり着きました。
陣痛室に入って何時間か過ごすのかと思っていたのですが、
私は表で待つように言われ、
少し診てもらったあとすぐに分娩室へと移動。
中に呼ばれました。
いよいよ分娩です。
私は枕の下に手を入れて、
息む時に頭を持ち上げるのを手伝います。
壮絶な格闘は1時間続き、
ついに赤ちゃんが誕生!
「へその緒を切る」という大役(?)も果たしました。
へその緒って、硬くて強いんですね。
ハサミで切るのも三回くらいに分けました。
口からブクブクと羊水を吹き出しながら、
泣き始めます。
赤ちゃんも必死だったでしょうねー。
感動という言葉では足りない気がするほど、
想像をはるかに超える
未知なる崇高な体験でした。
後で聞いた話では、
産まれた赤ちゃんを見た瞬間、
私は不思議な声をあげていたそうです。
記憶にありません(笑)